私が大好きな神の中に「ニニギ」という方がいます。
私からみたらおじいちゃんに見え、いつもニコニコと楽しそうにしています。
最初の出会いは、11年前でした。
お客様の鑑定時にニニギに呼ばれ、沖縄北部のある山を指定され、伝えたい事があるから来るように、と言われ、お客様を連れてその山に向かいました。
駐車場を降りて急激な階段を登り切り、神社があったのでそこでお話を聞くのだなと思い「ここで良いですか?」と聞きました。
そうしたら、違う、もっと奥だ、と言われるまま山を登り頂上の切り株までたどり着きました。
その切り株には石が3つ置かれており、それに向かって三回深くお辞儀をするよう、促されました。
お辞儀をして話を聞こうとしたら「下がって良い」と言うので意味がわからず、それだけの為に来たの?となり、そのまま来た道を帰ろうとしたら、また、違う、こっちだ、と言われます。
言われるまま山を歩き、息を切らせながら山を一周し、何故か元の神社にたどり着きました。
私は肩で息をし、汗が溢れている中「ここで良いですか?」と聞いたら笑ながら「よい、よい」と言います。
最初からここで良かったじゃん!と思いますがお客様もいる手前、ニニギの言葉を伝えなくては、、と考え「ニニギさまでよろしいですか?」と聞いたら「違う」と言いました。
訳が分からず周りを見渡すと透明な龍の気たちがたくさん舞い、美しかった事と、楽しそうに見えたのが印象的でしたが、そこでピンと来て携帯を取り出し「天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命さまですか?」と聞いたら途中から大笑いしてるので、ちょっと怒って「長いんでニニギって呼んでいいですか?」と聞いたら笑いながら「よい、よい」と。
お客様は実は体育の教師で私よりうんと若く、全然へっちゃらでしたが、私はヘトヘトででも、ニニギの笑い声についつられて笑ってしまいました。
無事に伝える事ができたけどその日からニニギはわたしをからかえる人、と認識し、しばらくからかわれては笑われていました。
笑い袋みたいなじぃちゃんで、私は「ニニギのじぃちゃん」と呼びますが、それはニニギは嫌みたいで、せめて父ちゃんと呼べ、と言われますが無視です^_^
あとでネットで調べたらニニギさまは、「賑やか」の語源にもなった神だそうで、ニニギのじぃちゃんを見ていると納得です。
神さまはすっごくたくさんいます。みんな、崇めたりするよりきっと、対話したり出来るとすっごく楽しいのになぁっていつも思っています^_^
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