· 

【 miokinaの宗教に対する概念 】

私、miokinaは 無宗教 です。

このチカラをもらってから出会った神さまはものすごくたくさんいるし、大好きな神さまもいっぱいいます。

無条件で崇めたり敬ったりする必要は無いと思っていて、何故なら神々もあたし達と同じタマシイで生きているから。

得意も不得意もあるし、冗談言ったり、わがまま言ったりする神さまもいるし、仲良くしている神々は贔屓したいし。

ただ、宗教を持っている人の批判はしたくないかな。

大昔、ヒトビトを統治するためにはシャーマンのチカラが必要でした。

学問も何もなかった時代、シャーマンの知恵や神からいただいたメッセージを伝える事で
安心してひとつの事に集中したりヒトビトが悪事を働くのは良くない事と認識したり
生きて行くために必要だったんです。

象徴が必要でした。象徴に対し生け贄を捧げたりする事で平和が保たれている、と思える出来事も多く存在しました。

様々なシャーマンの解釈がありますが、私の解釈は「 知恵者 」です。

生きやすく活きる知恵を持った、能力の高い人。そういう意識です。

大昔は、人柱を立てたり、生け贄を捧げたり、そういう形を取っていたけれど、時代が流れて、知恵者が牛耳る時代から武力が牛耳る時代へ、そして学力が牛耳る時代へそして今は情報溢れる時代になっています。

人や動物等の殺生による捧げ物は減り、作物やお酒を捧げる事がポピュラーになり
それも時代の流れに逆らったものではないと思っています。

宗教を持つ、という事はそれによって救われる命がたくさんあり、それによって満たされる命がたくさんあり、それによって生きている価値を感じる命がたくさんあり、それによって生きやすく活きる事が出来る命がたくさんあるって事で。

だから、宗教の批判はしません。

ただ。

宗教に囚われる方々がたくさんいます。宗教を持つ事で思考出来なくなり現実逃避をし、生き辛く生きる命がある。

そういう命は宗教を持つよりも、自分自身をもっと信じる事が出来る人になって欲しいなと思います。

なぜ急にこういう事を言いたくなったか?というと。

一般鑑定をしていた頃の事を思い出したからでした。

ある40代の女性が鑑定を受けに来た時、あたしに悩みを打ち明けました。

「 私は10年付き合っている彼氏がいます。でも清いお付き合いです。

私は処女です。どうして手を出してくれないのでしょうか? 」

その方が彼氏と呼んでいる方は同じ宗教にいる方で、その宗教のリーダー?的な方でした。

何人も彼女という存在がいました。その中の一人が鑑定を受けに来たんですね。

彼女は40代の後半の女性でしたが、服はよれよれで、顔色がとても悪く土色をしていて目の下が窪み黒ずんで、髪の毛も跳ねたままでギスギスに痩せている方でした。

女性としての魅力を、同性として感じる事が出来なかったです。

彼女は親の代からの宗教家で、熱心な信者でした。

ただ、気になったのは、彼女には悪霊が25年以上憑いていました。

それを伝えて、お祓いを促しましたが、その宗教には悪霊が存在せず、宗教で学ぶ呪文のようなものを日々唱えていれば全てがうまくいくと教わっているんですね。

呪文のようなものを唱えるために決められた時間は何よりもそれを優先し、生きていました。

生活よりも人生よりもその宗教の呪文を唱える事が優先でした。

「わかったよ、私はさわらないから、自分の宗教の偉い人にお願いしてお祓いしてもらいな」と伝えましたが、それはできませんと言われました。

「じゃあ、信者たちにお願いして自分の身を正常な状態に戻すためにお祈りしてもらいな」と言っても出来ないと言われました。

なぜ私を訪ねてきて、なぜ鑑定を受けようと思ったのか?

最初は不思議でなりませんでした。

私はその方にまた来るように伝え、日を改めて策を練りました。

彼女の問題は現実から目を逸らしている事。

宗教という括りに完全に依存をしていて共存ではない事。

依存する事こそが正しい、と訴える彼氏がいる事。

とても難しい案件でした。

まずは彼女の洗脳を解いた方が良い、そう思えたので時間をかけてお話ししました。

納得、理解しながらもそれを受け入れるのが怖かったようで、なかなかお祓いさせてくれませんでしたが3回目に来た時、やっとお祓いをさせてくれました。

ずっと体質だと思っていた土気色した顔に赤みが出て、目の下のくぼみが無くなりました。

本人が一番驚いていて、とても嬉しかった。

そして、宗教を持つ事は悪い事ではない事、付き合い方を改めて考えようって事を
話しながら、彼女の心をほぐしていきました。

1年半くらい後に彼女が家に訪ねてきた時、私はとっても驚きました。

きれいな服を着て、仕事を楽しんで友達も出来て、でも宗教は辞めていないと言っていました。

女性としての魅力も上がっていて彼とは別れました、と言っていました。

沖縄では「 祖先崇拝 」というものがあります。

60代の女性が定期的に鑑定を受けに来ていたのですが、彼女は先祖を敬っている、と言いながら、悪い出来事があると全てご先祖さまのせいにしていました。

ご先祖さまのせいにする事で、霊媒師( ユタ )に毎回高いお金を払い、重箱を用意して、あちこちに祈りに行き、儀式をする事で解決したという形で新しい生活をする。

そういう日々を過ごしていました。

それで納得しているならなぜあたしの所にわざわざ来たのか?

彼女は口コミであたしの所へ来始めたのですが、彼女が求めていたのは「 視えないイキモノが原因を作っているからその対処をして欲しい 」という想いだったんですね。

なので、あたしにご先祖が何をしたから今こうなっているのか?ばかり尋ねました。

でもあたしは視たまましか答える事が出来ないので正直に毎回お話しをしていました。

確かに土地の浄化や因縁など、視えない世界の対処もとてもたくさんありましたが
一番の問題は、ものの考え方や捉え方だったんですね。

二年以上しつけをしないで放置していた犬を二階のベランダで飼い始めたとの事だったんですがトイレをちゃんとせず、コンクリートに排泄物が染み付いて、屋敷が汚れている、なぜそうなったのか教えてくれ、対処をしてくれ、と懇願されたので不思議に思い、その犬用のトイレは設置してありますか?と聞いたら無いっていう。二階のベランダ。。

散歩は連れて行っていますか?と聞いたらそんな暇はない!と怒鳴られてしまいました。

トイレがない、コンクリートのベランダで散歩も行けず、どうやってその犬がそこにトイレをする以外の方法を考える事が出来るでしょうか?

私は先祖崇拝をしていて、日々ご先祖に感謝している、なのにこんな事が起きるなんてご先祖様が何か言いたい事があるに決まっている!!と怒鳴るので、ついあたしも怒鳴り返してしまいました。

あたしにくれたお金返すから、犬をしつけ教室に連れて行け、トイレを設置しろ、庭に繋ぐようにしろ!そしたら屋敷は汚れない!!

起こる良い事は全て神々のおかげ、起こる悪い事は全て神々の試練、お知らせ、罰と捉えるような宗教概念は人を壊すと思っています。

あたし達は人として自分の人生の主役として生きているんです。

誰の脇役にもならないし、誰かが決めたルールを鵜呑みに従う必要もないんです。

宗教を持つ事は悪い事ではありません。倫理観や生きやすく活きるヒントを得たり
自分の人生を充実させる術になる事もあるからです。

でも自分と向き合う事で解決出来る方には、お勧めしません。

宗教に囚われる、洗脳される、そうしたい人はお勧めしません。

神々は敬われたり崇められたりする事を望んでいないし、罰を与えるつもりもありません。

あたしはあたしが敬われたり崇められたり、依存されたりするのが苦手で一番恐れています。

自分をもっと生きやすく活きる方が増えていく事でお腹から笑い、心から感動し
その波紋を広げる事が出来ていくと思っています。

能力者の中には役割を担った方がいてあたしも例外ではなく、様々な困難があります。

でもそれはとても地味でパフォーマンス的な事もなく、やらなくてもいいんじゃないか?と考える事もあります。

ただ、ひとりでも多くのヒトビトが笑顔で潤い、幸せであるお手伝いがしたい想いがある限り、役割を全うしたいって思っています。

つらつらっと書いちゃいましたが。

あなたは宗教を持っていますか?そして自由ですか?

森羅万象LOVE!みおきな